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黒字に転換
東証1部上場主要企業の平成21年9月中間決算(4~9月)の経常損益が計4兆1323億円の黒字となり、前年度下期(20年10~21年3月)の1兆9524億円の赤字から急回復したことが6日、日興コーディアル証券の集計で分かった。ただ、昨秋の金融危機以前の前年同期(20年4~9月)の12兆58億円の黒字に比べると65.6%減の大幅減益で利益水準は依然として低い。
5日までに中間決算発表を終えた658社(金融を除く)の経常損益を集計した。黒字転換は「リストラによる固定費削減に加え、エコカー減税などの政府の景気対策が寄与した」(西尾浩一郎マーケットアナリスト)ためだ。中国などアジア向け輸出も牽引(けんいん)役になった。
中間決算の好調を受け、日産自動車やトヨタ自動車、 パナソニック、ソニーなどの主要企業が軒並み、22年3月期の通期予想を大幅に上方修正している。日興の集計によると、通期の経常利益予想は前期比 4.6%減の9兆5912億円となっており、下期(21年10月~22年3月)は増益へと転じ、中間段階の6割超減から減益幅が大きく縮小する見込みだ。
ただ、今後、国内外の政策支援効果が息切れする懸念があるほか、輸出企業の採算を悪化させる円高も進行しており、西尾氏は「先行きへの不安材料は多く、本格的な回復はまだ遠い」と分析している。
産経新聞から
転落かぁー。辛いなぁ。
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